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Czech greenway ウィーン〜プラハ(8):ターボル(Tábor)〜ブラニーク山(Blaník)〜ブラソフ(Brasov)

Czech greenway ウィーン〜プラハ
(1):ヴァルティツェ(Valtice)周辺散策
(2):ヴァルティツェ(Valtice)〜レドニツェ(Lednice)〜ミクロフ (Mikulov)
(3):ズノイモ(Znojmo)〜ヴラノフ・ナド・ディイェ(Vranov nad Dyjí)
(4):ヴラノフ・ナド・ディイェ(Vranov nad Dyjí)〜スラヴォニツェ(Slavonice)
(5):テルチ(テルチ(Telč))〜インジフーフ・フラデツ(Jindřichův Hradec)
(6):インジフーフ・フラデツ(Jindřichův Hradec)〜トシェボニ(Třeboň)
(7):インジフーフ・フラデツ(Jindřichův Hradec)〜ターボル(Tábor)
(8):ターボル(Tábor)〜ブラニーク山(Blaník)〜ブラソフ(Brasov)


第8日:ターボル(Tábor)〜ブラニーク山(Blaník)〜ブラソフ(Brasov)

さて、いよいよ最終日。今夜はプラハだ。今日は距離が全行程最長の67kmで、獲得標高も1000m越える。ただ、ルート図を見る限り激坂はなさそう。Top bicycleの通常のツアーとは違うルートを教えてもらった。というのは、ターボルまで来た以上ブラニーク山を見たかったからだ。スメタナの我が祖国はターボルの後、ブラニーク山で全曲を締めくくる。ブラニーク山にはヴァーツラフ聖王が騎士たちとともに眠っていて、チェコが危機に陥ると目覚めて祖国を救うと言われている。ドイツが攻めてきてもワルシャワ条約機構軍が攻めてきても山は動かなかったが。

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ホテルの中に停めさせてもらったTerk FX3。今日でさよならか。さびしい!

で、いつもより早め、8時過ぎに宿を出た。昨日急坂を上って着いた交差点まで戻り、今日はまず北東へ。街を抜けて湖畔の遊歩道を少し走り、バスステーションと駅を横に見て街から出て行く。しばらくは倉庫と工場が並ぶ、大型車が多い産業的な景色だが、高速道路をくぐり森に入ると一気に静かになった。

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いつもより早く、朝日の中をスタート。今日は70km以上走る。

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最初は池のほとりを走る。

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ターボルさよなら。

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止まっていたらわんことニャンコがやって来た。二人はすごく愛想が良くて、おまけに仲良し。じゃれあっていた。

小さな町や村を次々横切りながら北北東に走る。Mladá Vožiceは比較的大きな町で、教会前で一休み。石壁に沿って走り次の町へ。

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すっかり秋の空。

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大きな鳥が飛んでいた。コウノトリ?

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Mladá Vožiceの教会まえで一休み。

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Šebířovの町を見下ろす。

川沿いの森の道は比較的平らだし、しっとりした空気に包まれて気持ち良い。曲がりくねって、景色にも変化があるし。ただ、暗いし視界も悪いし、道幅も1.5車線だから車には注意。川を渡って、いよいよブラニーク山に近づく。Louňovice pod Blaníkemの町に入り、ベネソフへのルートは教会で左折だが、我々は直進して山に向かう。

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Kamberkは川沿いの小さな村。景色が綺麗だった。

伝説のブラニーク山だが、標高は638メートルで筑波山より低いし、平地からそそり立つ筑波山と違って丘の連なりの中だから、ちょっと他より頭が出ているという感じ。全体に、古い地殻の滑らかな景色で、この山も丸い丘の感じ。その山頂に向かってまっすぐ上る。

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ブラニーク山登り口の駐車場からLouňovice pod Blaníkemの方向を見下ろす。

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この疎林の中を登ると1.2kmでブラニーク山。皆軽装で登って行く。

道の最高地点は駐車場。ここまで来てしまうと山頂は見えない。山頂までは1.2キロの遊歩道で、たぶん往復1時間で行って帰ってこれるだろう。軽装の、登山者というより散歩の人たちが上っていく。11時で、ここまで30kmを2時間半で来れたので、この先がなければ我々も登るが、まだ完走に不安があったので、辺りを散歩するので満足することにした。ベンチで補給食を取って再起動。

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下りながら振り向くとブラニーク。

坂を教会まで下り、ベネソフへのルートに復帰。ふたたび川を渡り、上り坂になる。森に入り、緩やかな坂を次のピークまで上る。2番目のピークで振り返ると、ブラニーク山がぽつんと頭を飛び出させているのが見えた。確かに、この景色の中では特別な山だ。

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次の丘の上からブラニークを望む。確かにこの辺では頭一つ出ている。

一山越えてKondracの町に入る手前で、ダートの道に左折。しばらく荒れた農道を走る。登って降るところで前方から巨大な農業用機械が道幅いっぱい使って登って来た。降った先のOstrovで川を渡るが、その先にまた短い急坂があった。登り切って車道に戻り、森で左折してNespreyまで上って下る。Postupiceに入ったところで一休み。日本から持って来た水を差すとご飯ができるリゾットを食べた。今日のために取ってあった。

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Postupiceの運動場のベンチでちょっと遅いお昼にした。まだ2時。

進路を北に変えて進む。塀に囲まれたJemniště城にたどり着いた。庭に入ってみる。小ぎれいなお城だ。18世紀に建てられ、共産主義時代はチェコとソ連の友好関係に関する博物館だったらしいが、いまは元の持ち主のシュテルンベルグ家に返されて公開されている。

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Jemniště城でアイス!

一旦幹線道路を渡る。この道をまっすぐ行ってもベネソフだが、我々は交通量の多い道を避けて反対の丘を登った。この旅最後の丘登りだ。細い道からベネソフが見渡せた。ゴールはもうすぐ。

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丘の上のStruhařovからベネソフを見渡す。

丘を下り、さっきと同じ道を渡り、線路も渡り、森と民家と池が点在する低地の景色に入って行く。池のところで右折してダートの道へ。後半はダートが多くて少しペースが落ちた。再び舗道に戻り、坂を降って行くとベネソフ郊外の工業地帯へ。煙突や倉庫の多いエリアから、社会主義的なアパート群を抜けてベネソフの町に入る。ここは観光の街ではなくて工業都市だ。

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ダートの道を抜ける。

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ベネソフの広場に到着!

ここはゴールではない。近代的な都心を通り過ぎて、また工業地域的な景色に入り、線路際を走って、陸橋を渡って、街から出る。最終ゴールは、街の西にあるKonopiště城。後にサラエボで暗殺されることになるフランツ・フェルディナント大公の居城だった城。そこで迎えのタクシーと待ち合わせ。車が多い道を街から離れるように走り、高速をくぐると森の中になる。観光地の空気になる。大きな駐車場があったが、城まではちょっとありそうなのでそのまま自転車で前進。

もう4時をすぎていて、ちょっと観光には遅い時間だが、丘の上の城の周りをゆっくり散策できた。湖上に写る城を見たいと、城の西の湖水沿いを少し走ったら、お目当の景色は見れた。

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森の中からKonopiště城がぬっと現れた。大きなお城だが、森が深いので近くに行かないと見えない。なかなか全景は捉えられない。

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湖水沿いに走って、遠景でお城が見えるところに着いた。

駐車場に戻ってドライバーと合流し、ペダルを変えたり荷物を降ろしたりしたら自転車とお別れ。

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いよいよ自転車ともお別れ。毎度だが寂しい。元気で次のお客と走ってくれ!

夕方の光の中をプラハまで車で走った。初めてプラハに来たのは多分1995年頃だと思うが、空港からの景色は寂しかった。今はガラスのオフィスビルが立ち並んで、東京よりも近代的に見える。しかし、ヴルタヴァ川に近づくと、昔ながらプラハだ。雨が降り出している。3年前の最終日はダウンしている感じだったが、今回は少し余力を残せた。そして、良いタイミングでゴールだった。

本当に良いタイミングだった。出発する前の日まで35℃とかの猛暑、そしてプラハに着いた夜からずっと1週間雨だったようだ。プラハに着いたので、ビールを一杯飲んだ。翌日列車でウィーンに戻る。駅の音楽は我が祖国の高い城のテーマ、我々が乗ったドボルザーク号の車内の音楽はユーモレスクだった。列車は我々の走ったルートより東のブルノを通るルートで、出発点のBreclavを通って、雷雨のウィーンに戻った。ウィーンで「メンチのシュニッツェル」というものを食べたが、ハンバーグだった。ワルシャワ経由で暑くて台風が来る日本へ!

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プラハ駅で見かけたサイクリスト。

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出発点のBreclavでもサイクリスト。

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ウィーン中央駅でもサイクリスト!雨の中は走行注意!

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ウィーンの空港のジェイミー・オリバーのカフェのスムージーで乾杯!


最終日は結局75km、全日程合計400km弱、獲得標高も4000m越えてそれなりにしっかりした8日間のライドだったが、めちゃ辛い日は無かったし、天気にもかなり恵まれたので、まだ余裕があった。今年はトレーニング不足やトラブルもあったので、完走というよりも、無事ゴールすることが目標だったが、そちらは達成。チェコはまだユーロ圏より物価が安いし、完備されたサイクリングロードではないが、田舎道がたくさんあるので、おかおかしたところの走りが嫌いでなければ良いところです。すごい観光地より、ちょっとした道端に歴史を感じられる。世界には他に良いところがたくさんあると思うが、また来るのではないかと思われる。
(2018/08/31)

テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

@たまりんど

Author:@たまりんど
僕の人生は長い上り坂を上っておいしいものを食べるためにある!

ストイックなローディーと違って、上り坂はお腹を減らすためにあると思っている自分たち(自分と相方)。B級グルメ目的のポタリングがだんだん長距離になり、山を求めてでかけるようになりました。
小径折りたたみは理想的です。車でも電車でも簡単に運べて、どこからでもスタートできる。景色を見ながら、いつでも止まれて、写真を撮ったり観光したり。ゆっくり走ってロードに抜かれても気にならない。それでも、2台の小径(KHS F20RCとBike Friday Pocket Rocket Pro)は結構どこまででも連れて行ってくれます。「峠」を越えて違う景色へ。山の向こうには何があるのか?おいしいものはあるのか!?

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