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Czech greenway ウィーン〜プラハ(3):ズノイモ(Znojmo)〜ヴラノフ・ナド・ディイェ(Vranov nad Dyjí)

Czech greenway ウィーン〜プラハ
(1):ヴァルティツェ(Valtice)周辺散策
(2):ヴァルティツェ(Valtice)〜レドニツェ(Lednice)〜ミクロフ (Mikulov)
(3):ズノイモ(Znojmo)〜ヴラノフ・ナド・ディイェ(Vranov nad Dyjí)
(4):ヴラノフ・ナド・ディイェ(Vranov nad Dyjí)〜スラヴォニツェ(Slavonice)
(5):テルチ(テルチ(Telč))〜インジフーフ・フラデツ(Jindřichův Hradec)
(6):インジフーフ・フラデツ(Jindřichův Hradec)〜トシェボニ(Třeboň)
(7):インジフーフ・フラデツ(Jindřichův Hradec)〜ターボル(Tábor)
(8):ターボル(Tábor)〜ブラニーク山(Blaník)〜ブラソフ(Brasov)


第3日:ズノイモ(Znojmo)〜ヴラノフ・ナド・ディイェ(Vranov nad Dyjí)

夜中雨が降っていた。起きてもまだ降っていたが、朝食が済む頃に止んだ。これからしばらくは天気が良い予報。しかし、すっかり空気が秋になった。寒い。今日は二箇所寄り道しながら崖の上の城の街、ヴラノフ・ナド・ディイェ(Vranov nad Dyjí)まで西に進む。

この日は9時にピックアップで、車でズノイモ(Znojmo)まで連れて行ってもらいそこからスタートする。自転車を積み込んで小一時間のドライブ。てっきりズノイモの街中からスタートするのだと思っていたら、車は市内を通過して急坂を登って行く。ドライバーはチェコ語しか話せなかったのでもしかしたら間違えているのかと思ったが確認できず、コースガイドを見ると、確かにズノイモを見下ろす教会からスタートと書いてあった。

それで、ズノイモの中心から谷を隔てた対岸のZnojmo-Hradištěの教会前の小さなな公園で自転車を組み立て。道は乾いて来ているが、まだ寒い。空も晴れて来ている。スタートする。

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ズノイモの街を見下ろす、Znojmo-Hradištěの小さな教会前からスタート。

公園を出てすぐ、最初のロータリーのところに小さな遺跡と博物館がある。9世紀の住居跡が発掘されているということで、屋外にもパネルが展示されていた。チェコ語だけなので詳しいことはわからないが、当時の家はほとんど掘っ立て小屋みたいだったことはわかる。まだチェコがキリスト教の国として誕生しつつある頃のことだ。

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9世紀の住居跡らしい。

ロータリーを越えて先に進む。ここのロータリーはちょっと表示がわかりにくくて違う道に入ってしまったが、復帰して先に進む。高原のような景色。両側に畑が広がる。最初はしばらく平坦な道が続く。しかし、向かい風がきつい。進みが遅い。リンゴ並木の間を走る。

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小さなチャペルは1832年にズノイモで660人が死んだコレラの流行の時に、対岸のこちらでは誰も犠牲にならなかったことを記念して建てられたらしい。


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リンゴの並木が続く。3年前には気づかなかった(季節が違ったわけではないが)が、街路樹にリンゴが多い。

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Mašoviceの村でワインの収穫祭に出くわした!ハンガリーでも出くわしたな。この季節のハッピー。

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グリーンマンもいた。

10km弱進む。右手に草生したブンカーがある。これからなんども目にすることになる、国境警備のブンカー。ここで左折して最初の寄り道、Nový Hrádek城に向かう。向かった先は畑の間のダート。坂がきつく、石が多く、慎重に進むが途中で押し歩きになった。その先で土の道と交差し、その 後は走りやすい森の中の土の道になった。1kmほど坂を降って行くとまた道が悪くなり、諦めて自転車を木立に立て掛けて歩いて城まで行った。何人かのハイカーに出くわす。ようやく城にたどり着いた。

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草むしたブンカーで左折。

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ダートの道を下って登り、森に入る。

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Nový Hrádek城に到着。

中世の狩猟用の城を19世紀にロマンチックに改造したらしい。城の中はガイドツアーでないと入れない。我々は外から眺めようと思ったが、城門前からでは全貌はよくわからなかった。

行きは下りだったので帰りは大変かと思ったが、思ったよりも簡単に元の交差点に戻った。ダートは下りの方が疲れる。ここで右折して、土のダートを次の町Lukovまで走った。この道はバイクルート48になっている。バイクルートも舗装道路だったり、ダートだったり、色々。

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朝一は雨だったが、空が晴れた。低い、ヨーロッパの秋の空。

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遠くにドコパニ原子力発電所が見えた。前回はテメリン原子力発電所のそばを通ったな。

本道に戻ってさらに東進。国立公園Park Podyjiの入り口の標識がある。しばらく行って、Čížovの街に入る。まっすぐ進むと、前方にかつての鉄のカーテンの様子が残されている。

冷戦時代、国境から2kmは無人地帯とされて、住民は強制退去させられた。鉄条網と電流柵が設置されて、1948年から98年の間に国境で1100人が死亡したが、そのうち650人は警備兵で、事故や感電や自殺で亡くなったということ。今は静かな穏やかな景色で、我々を含めてサイクリストがオーストリア側からもチェコ側からも難なく越えて行く。

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Čížovの村の旧鉄のカーテン。今は何気に国境を越えていく。

さらに進む。オーストリア国境まですぐ。次の目的地はオーストリアで一番小さい村と言われるHardegg。本当は、そこに着くまえに村を見下ろす展望台にいくはずだったのだが、行きすぎてしまったのでそのまま降る。深い森の中、12%強の急坂を降って行く。下りきった先にディイェ川が現れる。ここではこの川がオーストリアとチェコの国境になっている。川を渡ると小さくて綺麗なHardeggの村。そして対岸の山上には石の城。坂がきついがここまで来たので城まで登って見た。

城の入り口にきたが、城の中には入れなかった。城内にはメキシコ皇帝マキシミリアンI世関係の展示があるらしかったが。この人が処刑される所はマネの絵で有名。

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森の中の道を下る。

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川の国境を越えてHardeggの村に入る。

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城の前まで行けるが、中には入れなかった。

城から降って来る。川の脇が駐車場になっていて、公衆トイレがあった。オーストリアとチェコの違いは観光地に無料のトイレがあるかどうかだ。そこからさっきの急坂を登って引き返す。坂がゆるくなった先で展望台の入り口を見つけた。今度は出て来た自転車がいたので見落とさなかった。左折してダートの道に入る。やはり最初は自転車で走ったが、地面が荒れて来て坂もきつくなったので、手前で自転車を置いた。しかし、地元の人たちは小さい子どももどんどん自転車で入って行くな。

先ほど見上げていた城を少し見下ろす。ディイェ川の流れも見える。再び補給食を食べて一休み。元来た道に引き返す。Čížovから森の中の細い道に入ってしばらく、本日の最高地点まで上り坂が続く。

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対岸から見たHradeggの城。

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本日の最高地点通過。504m。

下り坂に入り、悪い路面の道を慎重に下る。視界が開けて幹線道路に戻った。ここは交通量が多い。しばらく高台を走った後で、急なつづら折れの下り坂になる。後ろからの車に気をつけながら慎重に下りるが、途中でVranov城が見えるポイントがあるのでそちらも見逃さないように気をつけた。

右カーブの先にそのポイントを発見。自転車を止めて道を渡り、城を望む。少し下るとVranov nad Dyjíに到着。街というより、川沿いに小さな宿の並ぶ保養地の佇まいだった。今日のうちにお城に行ってしまうか話したが、城までの登りがきついし、時間も4時を回っているので今日はここまでにした。

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坂を下る途中、ヴラノフの城のビューポイントがある。

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街に下る。宿からはちょうど対岸に城が見えた。ライトアップもしていた。

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泊まったペンションは自転車に優しい宿認定。


3日目は、国境に沿って走るアップダウンの多い45kmで獲得標高も700m強、それに結構歩きも多かった1日でした。冷戦の跡とお城と森、国境も越えた。
(2018/08/26)

テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

@たまりんど

Author:@たまりんど
僕の人生は長い上り坂を上っておいしいものを食べるためにある!

ストイックなローディーと違って、上り坂はお腹を減らすためにあると思っている自分たち(自分と相方)。B級グルメ目的のポタリングがだんだん長距離になり、山を求めてでかけるようになりました。
小径折りたたみは理想的です。車でも電車でも簡単に運べて、どこからでもスタートできる。景色を見ながら、いつでも止まれて、写真を撮ったり観光したり。ゆっくり走ってロードに抜かれても気にならない。それでも、2台の小径(KHS F20RCとBike Friday Pocket Rocket Pro)は結構どこまででも連れて行ってくれます。「峠」を越えて違う景色へ。山の向こうには何があるのか?おいしいものはあるのか!?

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