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Czech greenway ウィーン〜プラハ(1):ヴァルティツェ(Valtice)周辺散策

Czech greenway ウィーン〜プラハ
(1):ヴァルティツェ(Valtice)周辺散策
(2):ヴァルティツェ(Valtice)〜レドニツェ(Lednice)〜ミクロフ (Mikulov)
(3):ズノイモ(Znojmo)〜ヴラノフ・ナド・ディイェ(Vranov nad Dyjí)
(4):ヴラノフ・ナド・ディイェ(Vranov nad Dyjí)〜スラヴォニツェ(Slavonice)
(5):テルチ(テルチ(Telč))〜インジフーフ・フラデツ(Jindřichův Hradec)
(6):インジフーフ・フラデツ(Jindřichův Hradec)〜トシェボニ(Třeboň)
(7):インジフーフ・フラデツ(Jindřichův Hradec)〜ターボル(Tábor)
(8):ターボル(Tábor)〜ブラニーク山(Blaník)〜ブラソフ(Brasov)


今年の夏休みの海外サイクリングは、3年ぶりに中央にやってきた。4年前にウィーンからブタベストまで走り、3年前にはザルツブルグからプラハまで走った。今年はウイーン からプラハを結ぶCzech greenwayのチェコ国内部分を走る。オーストリア国境近くのヴァルティツェ(Valtice)から、モラヴィア地方をまずは西に向かい、ミクロフ(Mikulov)、ウラノフ・ナド・ディイェ(Vranov nad Dyjí)を経て、世界遺産のテルチ(Telč)まで。そこでドナウ川流域のモラヴィアからヴルタヴァ川流域のボヘミア側にヨーロッパの大分水界を越えて、インジフーフ・フラデツ(Jindřichův Hradec)まで進み、湖水の街トシェボニ(Třeboň)に寄り道した後、北上してターボル(Tábor)、そしてプラハ南郊のブラソフ(Brasov)でゴールイン。合計8日間のルート。

前回同様に、Top bicyclesのトムさんに手配を頼んだ。今回のコースはカタログには無いスペシャルコースで、トムさんオススメのルートだった。カタログにあるGreenway 1とGreenway 2の美味しいところどりコース。そのため、途中で2回のタクシーでのトランスファーと1回の輪行を挟む。

このGreenwayコースは、難易度中(moderate)に分類されている。最初に行ったウィーン-ブダペストはEasyで、前回のザルツブルグ-プラハはmoderateだったから前回並みだが、前回の3日目は標高900mの峠を越える獲得標高1200mの日もあって、そこそこキツかった。今回は、そんな厳しい日は無いし、距離も概ね50km以内だが、ほぼ平坦が無い丘越え連続のコースで、じわじわ効いて来るキツサっぽい。その中で、今日と6日目はまあまあ休める日のはず。

ここ数年、安いチケットを求めてソウル経由、アブダビ経由とやってきたが、今年はヨーロッパに直行(ワルシャワ経由とかだが)、前日夜に気温35℃のウィーンについた。空港そばに泊まって、初日の朝にウィーンからSバーンで国境を越えて、終点のブルジェツラフ(Breclav)に到着。ここでトムさんにピックアップしてもらい、まずは初日の宿のあるValticeへ。ここで、自転車と地図、コースガイド、GPS、緊急用の携帯電話、工具類等を受け取る。ここで昼過ぎ。早速足慣らしを兼ねてスタートする。自転車は新調されていて、Trek FX3になっていた。コンポはShimano Alvio。だいたい普段乗りに使っているのと同じタイプだから走りやすい。

第1日:ヴァルティツェ(Valtice)周辺散歩

昨日のウィーンは暑かったが、今日も蒸し暑い。しかし、30℃までは無いようだった。昼食時ににわか雨があり、しばらく同じような天気が続きそうなので、用心してあまり遠くには行かないようにする。今年は東京も暑すぎたので、7月、8月は都内と五日市周辺での早朝練習しかしていないので、長距離走っていない。

このエリア全体が、レドニツェ(Lednice)-ヴァルティツェの文化的景観として世界遺産に登録されている。宿のあるヴァルティツェにはこの一帯を支配していたリヒテンシュタイン家の居城があり、北のレドニツェには夏の離宮がある。城館自体も見どころだが、周辺の森の中にはFolly(ロマンチックな庭園の装飾建築)が点在していて、地域全体が大きな公園のようになっている。そのため、ここはチェコやオーストリアの人たちが週末を過ごしてワインをテイスティングして歩く気楽な保養地になっているようだった。今日は金曜日だが、まだ夏休みなのか、子ども連れも含めてサイクリストが多い。

まず向かうのは、丘の上に立つKolonadaという建築。街を出て、葡萄畑の丘を登る。いきなり結構な急坂に雲間からの強い日差しで、走りこみ不足と時差ボケの身体が痛めつけられる。初日からこんなんでいいのか。しかし、葡萄畑の続く丘陵は気持ちが良い。車道から外れて遊歩道のような道に入ってちょっと行くと右手にKolonadaが見えてきた。丘の頂に立つギリシャ神殿のような列柱建築。そして、階段を登って上にいける。ここで脚を使うか、というのはあったが登って見た。

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Kolonadaの上から四方を見渡す。上2枚の北は明日向かうレドニツェ方面、西はやはり明日向かうミクロフ 方面、南はオーストリア。

景色はふぅです。北には今日・明日走るレドニツェの街とレドニツェ-ヴァルティツェ地域の森の景色、南にはオーストリアが見えている。西の方の丘陵地帯には明日向かうミクロフ方面が見えているはずだ。しかし、この一帯も冷戦時代には鉄のカーテンの一部だった。今では全部EUになって国境はほぼ形だけだが、かつては鉄条網が張り巡らされていたはず。

Kolonadaを離れてしばらく丘の稜線を東に向かう。葡萄畑が続く。降る途中にはワインショップらしい建物もあった。一旦街に戻り、少しレドニツェ側に向かってみる。明日は距離は短いが見所が多く、天気も悪い予報なので、今日のうちに行けるところに行ってみることにした。まだ10kmしか走っていないし。

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稜線沿いを走る。

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周りはぶどう畑。この辺は有名なワインの産地。

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白い花が咲いている。

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これから何度も見ることになるブンカー(掩蔽壕)。国境がこれほどのどかではない時代はそれほど昔ではない。

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ヴァルティツェの街に一旦下る。

それで、町から北に向かい、踏切を越えた先の墓地のような施設のそばから森の中に入って行く。線路を目印に左折する。道はダートだが、概ねクロスバイクで走るのに問題なし。ゆったりした下り坂の道を、森の中を走る。しばらく走ると、ディアナの神殿、あるいはランデブー(Rendez-vous)というFollyに出くわす。本当に森の中に唐突に出て来る。貴族の狩の目印や休憩場所として作られたらしいが、建物自体に実用性は多分ほとんど無い。森の中で人工物に出会う安心感が最大の価値か。

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森に入って最初のFollyは凱旋門のようなディアナの神殿、またはランデブー。

しばらく森の中を走る。この辺りは自然公園でもあって、鳥や植物の解説板が多いが、残念ながらチェコ語なので読めず。しかし、鳥の声と虫の音、森の匂い、そして虫そのもの(この日以来やたらとハチに気に入られた)が自然の豊かさを教えてくれる。

更に北に走る。次のFollyは聖Hubertの像。狩人の守護聖人。ディアナも狩の神様だな。なぜかこの横には小さなお墓があった。子どものような写真がついていた。チェコでは道端にお墓が立っているのを時々見かける。たいてい、子どもの写真が貼れれているのか刻まれているのかついている。ここで亡くなったんだろうか。

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狩の守護聖人のSv.Hubert。そばに子どもの(?)お墓があった。道端でも時々見かける。事故現場とかなのかな。

そのさきに進むと、次のFollyは三美神(Tři Grácie)という女神の像がある劇場風の建物。裏側からアプローチしたので最初はただの小屋かと思った。失礼!表は野外劇場風のステージで、その前に女神の像が立っていた。ここで補給食を掻き込む。

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三美神(Tři Grácie)。森の中に突如出現するステージ。

もう少し北上してディイェ(Dyjí)川を越えるとレドニツェに着くが、雲行きが怪しくなってきたし、初日から飛ばし過ぎたらあと7日走り続けられないので、潮時だろうと引き返し始める。まずヴァルティツェとレドニツェを結ぶ車道に戻るが、行きはずっと下りだったので、当然帰りは上り。交通量が多い道を登りたく無いので、地図で自転車道に指定されていた、Hlohovec村経由の道を北上した。急な上り坂を登り切ると南に開けた平原の景色。そして、地平線には黒雲と、その下の雨のカーテンが見えた。今日は南風で、あの雲は間も無くここに到着しそうだ。さっさと帰りましょう。

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空が怪しい!この後、ゴール直前にバケツをひっくり返すような雨になった。

ちょっとペースを上げて走る。のんびり走っているサイクリストを追い越す。急がんと雨に濡れるよ。雷鳴も聞こえてきた。ヴァルティツェの街に入ると下り坂。顔に水滴が当たった。そして、宿の前の最後の交差点手前で一気に滝のような雨になった。自転車を降りて横断歩道を押して渡る。宿のガレージが閉まっている!他に二人組みのサイクリストのお客もガレージの門の前で待っていた。開けてもらいに玄関の方に行っている間に自然に(?)開いた。急いで屋根のあるガレージに自転車を入れた。

宿の玄関に行く気もしない大雨になった。しばらくガレージで雨宿り。干してある宿のリネンがかわいそうだったので、取り込んでおいた。こやみになったので、ガレージから部屋のある二階に登った。これでほぼ濡れずにゴールイン。

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夜のヴァルティツェ城。ポップスのコンサートをやっていた。


というわけで、チェコの初日は半日で25kmのお散歩コース。もしもこの地域に来たら、貴族が馬で走り回ったコースをたどることになるので、レンタサイクルがオススメです。宿でも自転車を貸してくれるようだった。そこそこ急な坂もあるので、スポーツ用自転車が良いと思う。ワインのテイスティングはできなかった。自転車だしね。プラハまでの道は遠い。
(2018/08/24)

テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

@たまりんど

Author:@たまりんど
僕の人生は長い上り坂を上っておいしいものを食べるためにある!

ストイックなローディーと違って、上り坂はお腹を減らすためにあると思っている自分たち(自分と相方)。B級グルメ目的のポタリングがだんだん長距離になり、山を求めてでかけるようになりました。
小径折りたたみは理想的です。車でも電車でも簡単に運べて、どこからでもスタートできる。景色を見ながら、いつでも止まれて、写真を撮ったり観光したり。ゆっくり走ってロードに抜かれても気にならない。それでも、2台の小径(KHS F20RCとBike Friday Pocket Rocket Pro)は結構どこまででも連れて行ってくれます。「峠」を越えて違う景色へ。山の向こうには何があるのか?おいしいものはあるのか!?

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