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足尾銅山から草木湖に下る

3連休は久しぶりに天気がよい。紅葉がだいぶ下がってきたがまだ山の上だ。相方の足のトラブルがあり、あまり坂を登れないので下りのコースを考えた。わたらせ渓谷鐵道沿いのルートは何度も来ているが、以前登って行って下るの(鉄道的には上り)に輪行したら車掌さんに電車で登って下れば楽と言われたのを思いだした。ということで、今日は大間々から輪行して、足尾から下ってくるというルートを考えた。

しかし、さすがに連休初日は道が混んでいる上に浦和ICで事故渋滞。おかげで乗るつもりだった09:15の電車はもちろん、10:00の電車も乗り損ねたので、仕方なく車で足尾まで行って、電車で登って帰って来ることした。ということで、出発は足尾銅山のある通洞駅。

さて、ここから下ればよいのだけれど、せっかく足尾まで来たのだからゆっくり観光することにした。かつては栃木県内で宇都宮についで人口が多かったという足尾の街を、足尾駅、間藤駅と線路をたどって遡る。あちこちに昔の繁栄を知らせるプレートがついている。通洞周辺ほどではないが、観光客もちらほら。足尾駅では、なんとか倶楽部への道を聞かれたがわからなかった。

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通洞駅から出発。

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足尾駅。現役かわからないけれど、作業用車両が止まっている。

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周囲はレトロな建物がちらほら。

国道122から離れて、かつての銅山の中心本山地区、それから鉱害で荒れた山を再生している銅(あかがね)親水公園まで登る。かつて鉱山住宅のならんでいた跡があちこちに残っている。巨大砂防ダムの足尾ダムの先の松木渓谷の方は車両通行止め(自転車もダメ)だった。

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渡良瀬渓谷終点の間藤駅。背後は断崖。

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日本で最初の水力発電所が作られたところらしい。導水管が展示されている。

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選鉱所の煙突。ここからの煙があたりの木を枯らしていたのかもしれないが、何も出てこないのもさびしい。

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かつての鉱山住宅の跡。昔大勢住んでいたとは今となっては想像できない。

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あかがね親水公園が見えて来る。

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ここより奥は行けなかった。自転車もダメと念押しされた。

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山はだいぶ色づいている。

少し下って橋を渡り反対のかつての選鉱場の方に行く。あたりは立ち入り禁止だらけ。廃墟マニアとかが入り込みそうだからな。この先は銀山平まで登れるらしい。今日は下るだけのはずだったが、ちょっと上ってみた。すぐに山奥になる。紅葉は終わり気味。どこにつくのかもよくわからないので適当に引き返したが、このまま上っても国道122に下れることが後でわかった。今度行ってみよう。

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今は渡れない鉄橋。

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銀山平に向かう道。振り返った向こうは日光の方か。

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ここもかつては鉱山だった。

県道に戻って足尾の街に引き返した。さっき道を聞かれたのは、道の反対側にあるかつての銅山の迎賓館「古河掛水倶楽部」のことだとわかった。周囲にあるちょっと立派な社宅は課長とか技師とかの家かな。

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鉄道もかつては本山まで行っていた。今は廃線。

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古河掛水倶楽部です。

そのままレトロな街とわたらせ渓谷鐵道に沿って下って行って国道122に合流する。紅葉の国道を下って、原向の駅を通過し、最初の足尾トンネルに到着。くる途中でこのトンネルの脇に旧道があるのが見えていたので、行ってみた。最初は舗装道路だったが、すぐにダート、、、というか盛り土されて自然に還されようとしている!廃道化工事中の旧道だった。でも、まだ下草はそれほど生えていなくて、自転車押せば歩けるので歩いてみた。ふかふかの地面でちょっと歩きにくかった。遊歩道という訳でもないようだった。せっかく植えた木が倒れているのが気になる。なんとか突破して国道に戻った。

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国道に合流する手前。古いが現役?の変電所?

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廃道化工事中の足尾トンネル。なんとか自転車押して歩けるが、これももうしばらくだろう。

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国道に合流。これを見たただけではいけると思うよね。

さらに国道を下る。次の沢入トンネルに到着。ここにも旧道があった。こちらの方が古そうで、落ち葉や枯れ枝に覆われているが舗装が残っている。これはさっきよりは楽に行けそう、と思って行ってみたが、まもなくがけ崩れに出くわしておしまい。国道に引き返してトンネルを潜った。

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沢入トンネルの坑口。左の道に行ってみた。

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道路は残っていたが、崖崩れで終了。

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反対側は完全封鎖でした!

沢入の駅のそばで国道から草木湖の左岸側の県道343に移る。ここからは午後の太陽を浴びた紅葉をみながら草木ダムまで走った。この区間はアップダウンが多い。下るだけという今日の趣旨には反してしまったな。

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草木湖岸。紅葉が映る。

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こちらは現役の導水管。

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補給食食べた公園のベンチは赤い花の花園になっていた。

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橋の影が長く伸びる。

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今年はダムも水たっぷり。

ダムの脇の急坂を下る。東運動公園の先、神戸(ごうと)の駅に向かう道の橋の上で写真を撮っていたら、近くで立派なカメラで写真を撮っていたおじさんに、写真を撮るならこっちだよと言われたのが古いトンネル。草木ダムができるまで、旧国鉄足尾線が走っていたトンネルだった。今は遊歩道になっている。おじさんは、実は90歳を超えていて、サイクリング協会指導員の資格を持っている元サイクリストだった。数年前まで自転車に乗っていて旭川からオホーツクを6日かけて走ったらしい。今はカメラが趣味ということ。我々も見習ってまだまだ遊ばないと。

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渡良瀬川を渡り山を見返す。

だいぶ日が傾いてきた。大間々まで下るのはほぼ諦めていたが、今日は神戸まででいいやと決めて、遊歩道を行ってみた。トンネルを過ぎてダムの直下まで行ける。元の鉄道線路は今はダムの下で、わたらせ渓谷鐵道は長い草木トンネルで沢入駅まで行っている。おじさんのおかげで知らない景色を見れた。

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93歳のサイクリストに教えてもらった旧足尾線のトンネルへ。

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トンネルの反対側。

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坑口はびっしりの石垣に守られていた。

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歩いて行くとダムにぶつかる。ダムでかい!

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もうすぐ日が沈む。早く駅に着かないと。

もうすぐ暗くなるが、神戸駅ではまだ電車まで30分以上あるので、もうすこし進むことにした。国道に戻って次の小中駅へ。時間的にはもっと行けたが、日が沈む時間になり、渓谷の底はかなり暗く、路面が見づらくて危険なので進行を中止。しかし、小中駅は立派な駅舎がある神戸と違ってホームがあるだけの小さな駅。先週の、鹿島臨海鉄道の常澄駅よりさびしい。それでも待合室があったので、寒い思いをせずに電車を待てた。二両編成の列車で、今日走った道を復習しながら通洞に戻った。といってももう暗くて何も見えなかったが。

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何もない小中駅の向こうに満月が昇ってきた。

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下り列車がやってきた。


昭和レトロな足尾。自然も、街も、失われたものを見ることが多かったが、秋の日には似合っているとも言えた。わたらせ渓谷鐵道沿いの景色は定番コースだったが、下る、電車で帰るという余裕のコースにしたので、知らなかったものをいろいろ見れた。
(2017/11/03)

テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

@たまりんど

Author:@たまりんど
僕の人生は長い上り坂を上っておいしいものを食べるためにある!

ストイックなローディーと違って、上り坂はお腹を減らすためにあると思っている自分たち(自分と相方)。B級グルメ目的のポタリングがだんだん長距離になり、山を求めてでかけるようになりました。
小径折りたたみは理想的です。車でも電車でも簡単に運べて、どこからでもスタートできる。景色を見ながら、いつでも止まれて、写真を撮ったり観光したり。ゆっくり走ってロードに抜かれても気にならない。それでも、2台の小径(KHS F20RCとBike Friday Pocket Rocket Pro)は結構どこまででも連れて行ってくれます。「峠」を越えて違う景色へ。山の向こうには何があるのか?おいしいものはあるのか!?

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