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プーリアの世界遺産:第3日 カステル・デル・モンテ(Castel del Monte)からグラヴィーナ(Gravina in Puglia)へ

プーリアの世界遺産:第1日 バーリ(Bari)からトラーニ(Trani)
プーリアの世界遺産:第2日 トラーニ(Trani)からカステル・デル・モンテ(Castel del Monte)へ
プーリアの世界遺産:第3日 カステル・デル・モンテ(Castel del Monte)からグラヴィーナ(Gravina in Puglia)へ
プーリアの世界遺産:第4日 グラヴィーナ(Gravina in Puglia)からマテラ(Matera)へ
プーリアの世界遺産:第5日 マテラ周辺観光
プーリアの世界遺産:第6日 マテラ(Matera)からアルベロベッロ(Alberobello)へ
プーリアの世界遺産:第7日 アルベロベッロ周辺周遊(ロコロトンド、チステルニーノ、マルティナ・フランカ)
プーリアの世界遺産:第8日 アルベロベッロ(Alberobello)からポリニャーノ・ア・マーレ(Polignano a Mare)へ

さて、3日目。今日の朝ごはんはたっぷりの甘いパンとコーヒー。宿にいた他の客は皆ドイツ人だった。どこにでもいるのがドイツ人。犬とお別れ。朝、黒い犬にじゃれつかれて、こいつとは心が通じたと思ったが、相方ができてらさっさとそちらに行ってしまった。ふん。女性の方が好きなのかい。いいよ。

坂を下って本道に戻る。今日はグラヴィーナ・イン・プーリア(Gravina in Puglia)まで60kmほど。大部分はムルジェ自然公園の中の道。カステル・デル・モンテからこちらは車も少なく、ゴミも少なく、実に快適な感じで走れるが、朝はウエアに陽が当たって暖かいせいか、虫がいっぱい飛んできてたかられた。皆陽のあたっている方にとまっている。

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さあ、出発。遠くにカステル・デル・モンテ。

オリーブの木も減って、牧草地のような丘を登っては降る。北海道の美瑛の丘が1000個くらい続く感じの景色。振り返るとまだカステル・デル・モンテが見えたりする。なんどか上り下りを繰り返したと、今度は長い下りが始まる。切通しは赤い石灰岩で、石切場にもなっている。下っていった先には、これまであまり見なかったような深い感じの緑の森があり、ちょっと景色が海側と違う。人生のベスト10に入りそうな気持ちのよい下りだった。

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ひたすら広々。今日はほとんど自然公園の中の道。

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まだカステル・デル・モンテが見える。

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急坂を下る。気持よい。

車の多い道を少しだけ走ってまた農道に入る。景色は再び広々した感じに戻る。ここはちょっとした谷底で、そこからまた坂を登り高台へ。廃墟になったような屋敷があり、そのはるか向こうの地平線の方には湖水も見えた。高台をしばらく走ると、グラヴィーナまで唯一の街、ポッジョルシーニ(Poggiorsini)に到着。ここで昼過ぎ。街道沿いには買い物するようなところはなかったので、教会前の公園で補給食で昼ごはん。そこからさらに高台を走り続ける。本当はまた農道のような道に曲がるはずだったが、街道も気持ちよく走れるのでそのまましばらく街道を行ってしまった。農道の方に行けば、反対側の谷が見下ろせたのかもしれない。

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少し高台を走っている。廃墟のような屋敷を見下ろす。

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遠くに湖水が見えた。

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ポッジョルシーニの街で一休み。

途中で我々を抜かしていったバンの後ろには、ドラゴンを退治する騎士が書かれていた。もしかしたらドラゴン駆除業者?そのバンは林に入っていて、しばらくしたらまた抜かしていった。さっきの林にはドラゴンがいたのか。

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高台の道が続く。

さらに走るとだんだん家と車が増えてきて、グラヴィーナが近づいてくる。この地域には洞窟住居がたくさんあって、特に有名なのは世界遺産のマテラだが、このグラヴィーナにも崖に穿った穴に昔から人が住んでいたらしい。また、丘の上にはやはりフェデリコ二世の城がある。進んでいくと、確かに左手の丘の上に廃墟になった城らしいものが見えてきた。

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グラヴィーナが近づき、城跡も見えてきた。

右折して幹線道路をはずれ、ちょっと走ると左手が渓谷になってくる。そもそも、Gravinaというのがイタリア語で渓谷という意味らしい。自転車止めて覗き込むと、いつの間にか道の脇は深い谷になっていてそこかしこに穴が空いている。通路ができていて歩けるところもありそうだった。これが洞窟住居か。水と木材に恵まれたこのあたりは石器時代から人が住み、ギリシャの植民都市になり、ローマ時代にはアッピア街道が通っていた。

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谷の向こうには岩窟住居の跡が見える。

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対岸にグラヴィーナの街。

街はこの渓谷の対岸になる。そして渓谷はローマ時代の橋で渡ることになる。その橋への入り口はちょっと目立たなくてわかりにくかった。ここにはMadona della Stella(星の聖母)教会があるはずだがわからず、Google mapの住所のところは洞窟レストランだったが、遊歩道が繋がっているので入り口がわかった。普通の路地を入っていくと、先は平場になっていて、その先が崖。そしてその向こうにグラヴィーナの街が見えた。ローマの橋(その後水道橋に替えられたが歩行者は渡れる)が眼下に見える。なかなか絵になる景色だった。

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ローマの橋を見下ろす。

左手を見ると廃墟のファサードがあり、これが星の聖母教会だった。自転車を押して急坂を下って橋に取り付く。橋自体は欄干が高くてイマイチ景色はわからないが、その手前と後がすばらしい景色。渡った先も城壁のはずで、右手にいけば大聖堂に行けることになっていたが、扉がが閉まっていた。旧市街の外周をまわる道路に出て旧市街の方に行ってみた。観光案内所を探すがわからず、まだ3時過ぎだが一旦引き上げることにして、バーリ通りの先にあるホテルに向かった。

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星の聖母教会。残っているのはファサードだけ。

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橋を渡って対岸へ。

人休みしてから再び自転車で旧市街へ。カテドラルから対岸を眺めていたら、また少し英語を話すおじさんに話しかけられて、サンミケーレ教会(San Michele delle Grotte)が良いと言われて案内された。教会の脇の階段をどんどん渓谷に下っていく。人の家の物干し台なのか道路なのかわからないところを通って谷底に降りると、その向こうに岩に洞窟がならんだところがある。橋にガイドの人がいて、その人からチケットを買って見せてもらう。ガイドの女性はフランス語のガイドだったので、英語はあまりわからなくて、お互い言葉を補い合いながらなんとか話を聞いた。ここは洞窟を拡張して掘り抜いて造った教会で、奥にはイスラム教徒に攻められた時にここで殉教した999人のお骨が並べられている。そのことを記念して5月8日に大きなお祭りがあるらしい。

谷底から見上げる景色もなかなかで、さっきまで遠くの景色だったものが、人の生活の場に変わって見える。カテドラルに戻って、旧市街を一回りしたら暗くなり始めたので今日のサイクリングは終わり。

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グラヴィーナの大聖堂を両側から見る。

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サン・ミケーレ教会と殉教者のお骨。

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今度はグラヴィーナを見上げた。


今日は広々とした自然の中を走り続けた。最後のグラヴィーナは世界遺産級のメジャーな観光地ではないけれど、なかなか趣のある街だった。早くつけたので休んでからゆっくり観光できた。こういう日もいいな。
(2017/09/26, 64km, 獲得標高563m)

テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

@たまりんど

Author:@たまりんど
僕の人生は長い上り坂を上っておいしいものを食べるためにある!

ストイックなローディーと違って、上り坂はお腹を減らすためにあると思っている自分たち(自分と相方)。B級グルメ目的のポタリングがだんだん長距離になり、山を求めてでかけるようになりました。
小径折りたたみは理想的です。車でも電車でも簡単に運べて、どこからでもスタートできる。景色を見ながら、いつでも止まれて、写真を撮ったり観光したり。ゆっくり走ってロードに抜かれても気にならない。それでも、2台の小径(KHS F20RCとBike Friday Pocket Rocket Pro)は結構どこまででも連れて行ってくれます。「峠」を越えて違う景色へ。山の向こうには何があるのか?おいしいものはあるのか!?

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