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熊野古道サイクリング:第2日 近露〜本宮〜新宮

熊野古道サイクリング:第1日 白浜〜高原〜近露
熊野古道サイクリング:第2日 近露〜本宮〜新宮
熊野古道サイクリング:第3日 新宮〜那智〜太地
熊野古道サイクリング:第4日 太地〜古座川〜潮岬〜串本


さて、昨日は思いがけず苦難のゴールでした。今日は下り中心で楽なはず!?朝ごはんを食べてスタート。朝食のときは民宿の若旦那にいろいろおしえてもらった。この週末が今シーズンの初めの日で、先週までは冬休みだったが、来週以降はぜんぜん予約が取れないらしい。予約しているのは外国人が多くて、1年前とか、ずっと前から予約するので日本人はなかなか泊まれないらしい。外国の人はベジタリアンとか食べれないものがある人が多くて大変なようだ。たしかに、和色って出汁に魚とか使うので完全ベジタリアンは難しい。あと小麦がダメだとうどん、てんぷらがだめとか。一方、人が少ないからと冬に来る人もいるようだ。一番良いのは新緑の季節で、秋は短いので時期を選ぶのが難しい模様。

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今日も良い天気。民宿ちかつゆから出発。

小広峠(標高560m)
激坂度 ★★☆☆
山奥度 ★★★☆


さて、まずは、昨日はパスした近露王子へ。それからAコープに行って補給食の補給をして熊野古道に戻った。道はすぐに上り坂へ。急な登りを走って初めは学校があったり山里の景色。それが山の景色に変わっていく。谷あいを走る国道から離れてどんどん登り比曽原王子へ。少し坂はゆるくなって、ついたのは継桜王子。ここには茶屋があっておじさんがいろいろ教えてくれた。さっき野中の清水の看板があったが、どれくらい歩くのかわからずパスしたが、実はちょっと下ったところにあった。下ってボトルを満たす。

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まずは昨日スルーした近露王子でお参り。今日も無事着けますように。

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ここにも河童が出たようです。馬を引き込もうとするのはパターンですね。

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急坂を登って近露を振り返る。

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しばらく急登が続き標高を稼ぐ。

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何も残っていない比曽原王子跡。

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野中の一本杉がある継桜王子。

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野中の清水で水を補給。近露の水はしっかりした味の硬水だったが、ここはやわらかい水だった。

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わらぶき屋根の「とがのき茶屋」で折り紙の人形をもらった。桜の柄を選びました。

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安倍晴明腰掛岩(これがそうなのかな?)と梅の木。

ここからはゆるい登りが続く。先には旧道の高尾トンネルが現れた。このトンネルは事前情報通り封鎖されている。中は覗けるが、向こう側が見通せない。完全閉塞か。坑口にいたおばさんと話したら、戦前に朝鮮の人たちが掘ったトンネルで、数年前までは通れて中から湧き水が出ていてとても美味しかったので汲んできて飲み水に使っていたが、今は落石があった通れなくなったということ。前のお宅は花が飾られて、またおしっこで!?冷やしたアイスコーヒー売っていた。100円。いただきました。石碑だけの中川王子を通過。

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閉鎖されていた旧高尾トンネル。昔はここの湧き水を使っていたそうです。

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おしっこで冷やした缶コーヒーを買いました。

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こちらの石碑だけの中川王子。

さて、その先もうちょっと行くと新しい高尾トンネルが掘られている。今日本宮に行くには2ルート考えられた。一つはこのまま国道311に合流して国道を行く。もう一つは、この新高尾トンネルを越えて林道東の川線と龍神本宮線を通って、三越峠、発心門王子を経て本宮に向かう。後者の方が熊野古道に近い。発心門からは熊野古道を走ることになる。こちらがどんな道かわからず、いろいろな人に聞いたが、どうやら舗装道路ではあるがしばしば通行止になるらしい。昨日大変な思いをしたので無理するつもりはなかったが、行けたら行こうと思っていた。そしてたどり着いた新高尾トンネル。さて、越えようと思ったら、、、「この先全面通行止」。東の川林道が龍神本宮線と交わる直前で通行止だった。自転車なら突破できるかも、というチャレンジをする気持ちは昨日で失せていた。

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高尾トンネルを越えて林道東の川線に行くつもりだったが今日は封鎖!行けるところまで行く、という選択肢は今日はなし。

というわけて、そのまま進んで、やはり石碑だけの小広王子へ。ここが小広峠で、今日の最高地点。そしてちょっと先で熊野古道とはお別れになる。いったんさようなら。

このまま降り始めて綺麗に整備された国道311に合流。しばらくはトンネルが多い国道下りだが、トンネルはかならず旧道がある。ただし、通行止の部分も多く、すべてが迂回できるわけでもなかった。それでも、迂回したルートには集落が残っていたり、深い谷が見えたり、やはりまっすぐな新道にはない景色が見られた。

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小広峠を越えて先に進み国道311を越える。旧道はこんなです。

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旧道沿いの集落には梅林が広がっていた。

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旧道沿いの日向で、今朝民宿で作ってもらったおにぎりを食べた。

ずんずん下っていく。国道の交通量も許容範囲内だし、下りはスムースな国道が気持ちが良いところもある。あっという間に高度を落として、徐々にまわりの景色も里のそれになってきた。渡瀬トンネル手前で湯の峰温泉方面に左折する。ここから少し坂を登って串峠という小峠を越えた。下に見える道が湯の峰温泉方面に向かう道で、こちらは国道311の枝道区間だったようだ。古い地図ではそうなっている。

いったん川のそばまで下って再度登り始めてちょっと行くと湯の峰温泉。小栗判官蘇生の地という薬師堂とつぼ湯がある。小栗判官は歌舞伎や浄瑠璃に登場する、一度地獄に堕ちて餓鬼の姿で地上に戻り、かつての恋人の手で車に乗せられてこの地に連れてこられて、ここのつぼ湯に浸かったらもとの姿に戻れた、という人らしい。一休みしてさらに登る。この湯ノ峰温泉と本宮の間は大日越えという熊野古道の一部。国道はだいぶ迂回して走る。峠の手前に車塚というのがあって、小栗判官を乗せてきた車を埋めたところという。昔の箱根や鈴鹿の峠を車(台車)で越えられるのか、それなら最初から船で来ればよかったのではないかと思うが、それでは救いにはならないので仕方がない。

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小栗判官が蘇生したつぼ湯のそばの薬師堂。大日越え歩きの人たちと話した。

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車塚とその解説。この時点では小栗判官って誰って感じだったが。

道を下って、途中から旧国道をはずれて本宮中学校の方向へ。こちらに来たのは、もしかしたら高台から本宮やかつて本宮があった大斎原(おおゆのはら)を見下ろせれるんじゃないかと思ったからで、実際駐車場の脇から大斎の原の鳥居が見下ろせた。(真横だったので鳥居と最初は気づかなかったが)

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本宮中のそばから大斎原を見下ろした。

坂を下ると本宮の駐車場について、ついに熊野神社の一つにたどり着いた。長い道のりだった。自転車でもこうだから歩くと大変だな。しかも、京都から。それくらいでないと有り難みがないか。まずは石段を登って本宮にお参り。門をくぐると、拝殿がいくつか有ってお参りの順番が決まっているが、解説は外にしかないので事前に確認して写真を撮っておくとよい。一番右の小さなお宮がラストで本宮お参り完了。

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本宮に到着!

このあと、明治22年の水害までは本宮があった大斎原へ。静謐な感じはある意味本宮自体よりもパワースポットな感じがした。熊野三山は自然そのものが御神体という考えに基づけば、水害に流されたのも自然の営みの一部ということで無理に戦わない方がよいのだろう。

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大斎原と鳥居。鳥居でかい。靖国神社の鳥居よりでかそう。

実は、本宮では茶粥、温泉粥を食べるのを楽しみにしていたのだが、実は、これらはさっき通過した湯の峰温泉の名物だった。今更引き返せないので失敗。もうで餅を買っていたのでここで食べて補給にした。ここから今日の宿のある新宮まで30km強。時刻は3時を過ぎた。今日は新宮の速玉大社も詣でるつもりだが、あとは熊野川沿いの国道168を走るだけだから2時間あれば楽勝で着くだろう。

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熊野川にかかる橋の上から本宮方面を見返す。

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広くて水がきれいな熊野灘。

さて、昔の熊野古道を行く人はここから船に乗って新宮まで行ったらしい。今も舟下りがあるが、乗船するのは大分下流の日足地区で、最終は2時半にでているからもう間に合わない。あとは自走するしかない。走り出してすぐ、向かい風がきつくなっているのに気付いた。今の季節は北西風がメインだからあまり風の心配はしていなかったが、昨日から南風が強い。このルートは南東に向かうのでもろに向かい風になっている。

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国道脇にあった名の知らぬ滝。風化の仕方が独特。

熊野川の河原は広く、水は青い。一昨年の四万十川を思い出すが、もっと広大な感じだ。国道を走るのも追い風だったらすごく快適だろうが、今日のところは遮るもののない向かい風で苦しい。長い二つ石トンネル、東屋敷トンネルの連続だけは旧道を迂回した。大きな砂利山があったりそちらの景色も面白かった。ここで田辺市から新宮市に入る。昨日は初めだけ白浜町や上富田町だったが、そのあとはずっと田辺市だった。田辺市広すぎ。

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柱状節理の山もある。

国道168は多少のアップダウンとそれほど長くないトンネルがあるが、日曜のせいか交通量はさほど多くなく、向かい風以外はストレスなく走れた。しかし、日足の先、熊野川と赤木川が合流するところの長い橋はまともに向かい風に吹かれて泣きそうになった。

太陽が傾く。5時までに新宮に着けそうにない。国道には数字がペイントしてあって、たぶん国道168の起点らの距離なんだと思う。それを励みに進む。振り返ると、夕日がさっきまでいた西の山に落ちていく。あの山を越えてきたのかと感慨深い。やがて、最後の越路トンネルは旧道に行き、トンネルを出るといきなり新宮の市街地。脇道から国道42号に入って北上して目的地の速玉大社にゴールイン!ふぅ。暗くなる前についた。お参り済ませて、まだお守りも売っていた、本宮に続いて牛王札をゲット。

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あの山を越してきたとは、なかなか感慨深い。

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新宮に入ると、今度はみかんとキムチ!?

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速玉大社に到着!二山制覇。

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新宮のトンビは電線に掴まる。ちょっと不思議。

宿は新宮駅の方の新しいニューパレスホテルで、暗くなり始めた頃にチェックイン。晩御飯は国道を南下して168との合流点の交差点を左折したところにある古城という料理屋さんで食べた。マンボウの腸とか一口めはりずしとか、メインはクエの唐揚げ。昨日白浜でずいぶん宣伝していたが、ようやく食べられた。

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マンボウの腸

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目はりずし

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クエの唐揚げ


今日も日没近くまで、山から海へ70km以上走って、楽をするつもりが向かい風でお疲れさまになってしまった!熊野三山のうち二山を制覇完了。後ろを振り返るとあの山並みを越えてきたのかと感動できる。
(2017/03/12)

テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

@たまりんど

Author:@たまりんど
僕の人生は長い上り坂を上っておいしいものを食べるためにある!

ストイックなローディーと違って、上り坂はお腹を減らすためにあると思っている自分たち(自分と相方)。B級グルメ目的のポタリングがだんだん長距離になり、山を求めてでかけるようになりました。
小径折りたたみは理想的です。車でも電車でも簡単に運べて、どこからでもスタートできる。景色を見ながら、いつでも止まれて、写真を撮ったり観光したり。ゆっくり走ってロードに抜かれても気にならない。それでも、2台の小径(KHS F20RCとBike Friday Pocket Rocket Pro)は結構どこまででも連れて行ってくれます。「峠」を越えて違う景色へ。山の向こうには何があるのか?おいしいものはあるのか!?

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